生理不順、生理痛、イライラ…更年期の症状まとめ

生理不順、生理痛、イライラ…更年期の症状まとめ

日本女性の平均的な閉経年齢と言われている50歳に向けて、40代半ばあたりから体調の変化を少しずつ感じ始める女性が多いようです。生理不順、イライラ、ホットフラッシュなど、更年期障害には心と身体に影響を与える様々な症状があります。いざという時にその症状に悩むことのないよう、今からしっかりと更年期の症状を知っておきましょう。


症状1.生理不順・生理痛

一般的に、生理の周期は25日~38日程度と言われています。40代~50代となり、これまで定期的だった生理の周期が長くなったり、短くなったり、あるいは経血の量に変化を感じ始めたら、それは「更年期生理不順」かもしれません。更年期生理不順が起こる要因のひとつが、卵巣機能の低下です。生理が不規則な状態がある程度続いた後、生理が来なくなり、その状態が1年以上経過すると閉経を迎えたと考えられます。

更年期生理不順の場合、急に経血の量が増えたり、不意に生理が始まることもあるため注意が必要です。常に生理用ナプキンや替えの下着を持ち歩くなどの準備をしておけば、もしもの時にも安心です。

また、「機能性出血」と呼ばれる月経とは別の不規則な出血のほか、子宮筋腫や子宮がんを原因とした「器質性出血」と呼ばれる不正出血もあります。生理痛のような痛みも、子宮収縮によるものや子宮内膜症、子宮腺筋症などが原因の場合もあるため、何か気になる症状がある場合には、一度、婦人科に相談してみることをおすすめします。

症状2.めまい

更年期に入り、閉経が近づいてくると女性ホルモンの分泌が急激に少なくなり、ホルモンバランスが崩れます。それによって自律神経が乱れ、血圧が不安定になることなどを起因として、めまいやふらつきなどの症状を引き起こすと考えられます。

更年期障害でのめまいにはいくつかの種類がありますが、一番多いと言われているのが「浮動性めまい」です。浮動性めまいは、足元がふわふわ・ゆらゆらとしたような感覚に陥るのが特徴です。また、天井や周囲がぐるぐると回って見える「回転性めまい」や、目の前が暗くなる「立ちくらみ」のようなタイプもあります。中には、吐き気や耳鳴りを同時に引き起こしたり、長期にわたって繰り返している場合には肩こりを感じている人もいるようです。症状が現れた時には、とにかく安静にすることが大切。可能であれば横になって、静かに治まるのを待ちましょう。

更年期障害が原因の場合、月日の経過に伴って自然と治まるケースがほとんどです。しかし、鉄欠乏性貧血やメニエール病、脳疾患などほかの病気が隠れている可能性もあるため、医療機関で検査を受けておくと安心ですね。

症状3.イライラ・うつ

更年期障害では、イライラやうつなどの精神症状を引き起こす場合もあります。その原因のひとつと言われているのが「セロトニン」の機能低下です。セロトニンは精神の安定や幸福感に関わる物質ですが、女性ホルモン「エストロゲン」の欠乏によってもその機能が低下します。閉経前後の女性ではエストロゲンの分泌量が急激に減少するため、焦燥感や不安感が現れると考えられます。

また、40代~50代の女性は子育てが一段落ついたり、親の介護や死別などで生活環境が大きく変化する時期でもあります。そうした心身のストレスも相まって、よりイライラやうつ症状を悪化させている可能性もあるでしょう。

自分の心の変化に戸惑い、罪悪感を感じる人もいるかもしれません。しかし、何よりも重要なことは心身の休養です。あまり深く気に病むことなく、リラックスできる時間を設けることが大切です。朝日を浴びたり、好きな香りを嗅ぐことでもセロトニンの分泌が盛んになることがわかっています。ちょっとした工夫を生活に取り入れて、更年期の辛い時期を乗り切りましょう。

症状4.ホットフラッシュ

更年期の症状としてよく知られている「ホットフラッシュ」。急に顔が熱くなったり、のぼせたり、身体が汗ばんだりなど、症状や程度には個人差がありますが、更年期の女性の多くが経験していると言われています。全体の約半分の人が4~5年、中には15年以上もの間、ホットフラッシュに悩まされている人もいます。

家でひとりで過ごしている時や買い物の最中など、いつでもどこでも症状が現れるのがホットフラッシュの特徴です。症状が重い人では、夜中に大量に汗をかくために不眠症を引き起こしているケースもあります。体温調節がうまくいかない場合もあるため、自由に脱いだり、羽織ったりできる服装を心がけると便利です。

ホットフラッシュにはホルモンの補充や漢方治療などが行われており、症状を軽減できる可能性があります。ただし、ホルモン補充療法では、不正出血や胸の張り、体重増加などが起こることもあると言われています。また、乳がんや子宮がんのリスクが高まると言われていた時期もあるため、医師と相談しながら、よく考慮した上で治療を始めることが大切でしょう。



本サイトに記載する情報には充分に注意を払っておりますが、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、完全性、正確性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動や、判断・決定は、ご自身の責任において行っていただきますようお願い致します。

この記事のライター

美は健康から。いつまでも自分らしくいるために。

関連する投稿


「のぼせ・ホットフラッシュ」を軽くする日常ケア【更年期は人生が輝くチャンス #39】

「のぼせ・ホットフラッシュ」を軽くする日常ケア【更年期は人生が輝くチャンス #39】

ホットフラッシュとは? 夏でもないのに滝のような汗をかく、突然体がカーッと熱くなるというホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)の症状は、更年期中の女性の6割が経験すると言われています。今日は、そんな更年期の代表的な症状ホットフラッシュの予防法、対策とケア方法をお伝えします。


「疲れやすい」「やる気が出ない」心と体のケア方法【更年期は人生が輝くチャンス #38】

「疲れやすい」「やる気が出ない」心と体のケア方法【更年期は人生が輝くチャンス #38】

「ぐっすり眠ったのに疲れが取れない」「昼間なのに、眠くてやる気が出ない」。これの症状はもしかしたら更年期によるものかもしれません。今回は、「疲れやすい」「やる気が出ない」ときにオススメの心とカラダのケア方法をお届けします。


40代からの「もの忘れ」「記憶力低下」予防トレーニング!【更年期は人生が輝くチャンス #37】

40代からの「もの忘れ」「記憶力低下」予防トレーニング!【更年期は人生が輝くチャンス #37】

「忘れないようにと書いたメモの行方が分からない」「うっかりミスが増えた」「一体私はこの部屋に、何を取りに来たんだっけ?」。そんな経験はありませんか? 実は、「記憶力の低下」や「もの忘れ」は、女性ホルモンの低下によって増加することがわかっています。今回は、更年期によくあるこれらの症状について、予防・改善するトレーニング方法をお伝えします!


更年期あるある 知覚異常!? 「手足のしびれ」の予防・ケア体操【更年期は人生が輝くチャンス #36】

更年期あるある 知覚異常!? 「手足のしびれ」の予防・ケア体操【更年期は人生が輝くチャンス #36】

「手に力が入らない」「肌がピリピリする」「最近手や足がしびれるようになった」思う通りに動かないカラダにショックを受ける方も少なくない更年期。一体、わたしのカラダはどうなっちゃているの?!今回は、更年期症状の1つ「知覚の異常」についてです。かんたんな対策ケア方法もあるので、ぜひ実践してみてください。


更年期あるある 胸やけ・胃腸の不調 ケア方法【更年期は人生が輝くチャンス #35】

更年期あるある 胸やけ・胃腸の不調 ケア方法【更年期は人生が輝くチャンス #35】

若いときはもりもり食べてもへっちゃらだったのに、この頃は食欲があまりなくなってきた。そんなことはありませんか? 更年期に、食欲が減ってしまったり、胸やけや胃腸の不調で悩む方も少なくありません。今回は、更年期によくある食欲不振や、胃腸の不調のケア方法についてお伝えします!


オススメ情報

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。



業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。



最新の投稿


お客様に“楽しんでもらう”ために! おみせ支援マスター&店主 赤羽スマイルの対談 [後半]【おみせ支援マスターになろう】

お客様に“楽しんでもらう”ために! おみせ支援マスター&店主 赤羽スマイルの対談 [後半]【おみせ支援マスターになろう】

“おみせ支援マスター”の三浦桜子さんと赤羽で“大衆ビストロ Lit”を営む高野翔さん。三浦さんが「このお店を盛り上げたい!」と、紹介したタブレットの導入を決めた高野さんはこれからどんな風にお店を盛り上げていくのでしょうか。三浦さんの活動も併せてご紹介です。


宮本真知のタロット占い【2月18日(月)~2月24日(日)の運気】

宮本真知のタロット占い【2月18日(月)~2月24日(日)の運気】

あなたの心に寄り添いながらそっと背中を押してくれると評判のタロット占い師、宮本真知がお届けする週間タロット占い。直観を信じて…今週のあなたの運気は?


【#FocusOn】卵子凍結をおすすめしている理由  産婦人科専門医 船曳美也子さんインタビュー<第二回>

【#FocusOn】卵子凍結をおすすめしている理由  産婦人科専門医 船曳美也子さんインタビュー<第二回>

『あなたも知らない女のカラダ 希望を叶える性の話』著者 産婦人科専門医 船曳美也子さん。この本を読むといかに自分が自分のカラダについて知らないか、ということがよく分かります。第一回目のインタビューで船曳さんは将来子どもが欲しいと思っているなら一刻も早い卵子凍結をすすめる、とお話されました。それはいったいなぜなのか? インタビュー二回目です。


【雨宮なおみの12星座占い】2019年2月 後半編(2/15~2/28)の運気

【雨宮なおみの12星座占い】2019年2月 後半編(2/15~2/28)の運気

ライターとして長年占い原稿を執筆するうちに独学で占術を学び、頼まれもしないのに周囲を占っていたら「当たる!」と評判になってしまった雨宮なおみ。ひょんなところからBramanoli編集部に発見され、満を持して連載スタート!


傷つくのを恐れて言い訳をしている自分は本当の自分と言えますか?【大網理紗 エッセイ “自分軸”で生きるということ#5】

傷つくのを恐れて言い訳をしている自分は本当の自分と言えますか?【大網理紗 エッセイ “自分軸”で生きるということ#5】

アトランタ在住の国際基準マナー講師 大網理紗さん。月に一回、アメリカで暮らす中で感じた気づきをコラム連載してくれています。今回は「傷つくことを恐れて言い訳をしている自分は本当の自分と言える?」というお話です。日本とは違う生活環境の中で大網さんが日々感じることは日本に住む私たちにもより良く生きるためのヒントをくれますよ。








人気記事ランキング


>>総合人気ランキング