夫の家事にイライラ… もっとちゃんとやってほしい!どうやって伝えたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #40】

夫の家事にイライラ… もっとちゃんとやってほしい!どうやって伝えたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #40】

夫婦問題に関する相談で多いのが「家事問題」です。買い物、料理、掃除に洗濯…、家事をこなしていかなければ、たちまち家の中はゴミ屋敷になってしまいますよね。皆さんのお宅はいかがですか。今回は、夫の家事育児に不満を抱いている妻からの相談にお答えします。


夫の家事は中途半端。結局私がやり直す羽目になって不満…

【お悩み】夫は家事も育児もとても協力的で、とても頑張ってくれています。ですが、どうも、私の目から見ると何でも中途半端。私がさり気なく助言したり、直したりしても、まったく気にせず、気が付きません。これ以上言うと、ヘソを曲げてやってくれなくなるのではないかと思うと言えなくなります。結局は、私がフォローしなければいけないのです。それなら最初から私がやったほうが良いのかな、とも思うのですが、それはそれで腹が立ちます。どうしたらいいでしょうか。(Kさん・39歳)

言いたいことが言えないイライラと不満

Kさんの今の気持ちを整理してみましょう。

Kさんは、いま不満でいっぱいです。
それは、夫の家事の仕方が自分の考えるやり方と違って、不満を抱いているから。

「もっとちゃんとやってほしい」
「中途半端だから、やり直さなくちゃならない」

自分の期待通りにやっていない。ちゃんとできていない。
でも、夫が積極的に協力してくれることに対しては「ありがたい」と感じています。
ありがたいけど満足できないんですよね。

「夫は一生懸命頑張ってやってくれているのに文句を言うのは、なんだか気が引ける」。

このような心理状態の妻はけっこう多くいます。
あれこれ言いたいのだけれど、言えないもどかしさがあるのです。

言葉にできず、ぐっと堪えているのでそれもストレスとなり、夫のやることなすことが気になり、余計に目につくのです。

「さり気ない助言」では伝わらない

「これ以上言うと、ヘソを曲げてやってくれなくなるのではないかと思うと言えなくなります」とありますから、つまりKさんは夫にやってもらいたいと考えているということです。

ご主人に家事育児をやってほしいと望むなら、期待通りの仕上がりでなくても、多少は仕方ありません。「もっと、きちんとやってほしい」のなら、Kさんが言うように自分でやったほうが手っ取り早いですし、満足度も高いでしょう。

女性は、相手の感情や行動を察知して汲むことのできる性なので、つい、相手の思いを推し量り、遠慮がちになってしまうのですが、「さり気ない助言」をしても、たいてい男性は気づいてくれません。

希望がある場合は、「さり気ない助言」ではなく、「こうしてほしい」とストレートに伝えるのがポイントです。ご主人がへそを曲げるかどうかは、やってみないとわかりませんよ。
一度Kさんが見本サンプルを示してみるのもいいかもしれませんね。

“私メッセージ”や “提案型”で伝える

こちらの思いを伝えたのに、思い通りにいかなかったとしても、すぐさまダメ出しするのはタブーです。Kさんもおっしゃっているように、ちょっとしたことで、やる気モードが失せることもあるので要注意です。

不満や文句を言うのではなく、まずは、「ありがとう」とねぎらいの言葉をかけ、「○○だったら嬉しいな」「○○だったら助かる」など、自分が感じることを“私メッセージ”で素直に伝えてみてください。

また、押し付けるような言い方ではなく、「この方がいいと思わない?」と提案型で話したり、「こっちの方がいいらしいよ」と、一般的な意見として話すのもおすすめです。

多くの男性は、やり方がわからないと、手を出せない、出したくないという心理が働きます。結果重視、目的遂行型の男性は、家事の手順や道具の使い方、やり方を説明すると、理解しやすく、目に見えてきれいになったり、できたりすることを喜び、達成感を感じます。

得意な家事を担当してストレス軽減

例えば“洗濯”ひとつをとっても、洗濯機に入れて洗い、干して、取り込んで、たたんで、しまう、という一連の作業があり、家族が多ければ多いほど、仕事量が増えます。

家事と一口に言っても、買い物、料理、掃除、洗濯、ゴミ出し、ストック品の管理…、と数え上げたらキリがありませんが、人には「得意なこと」や「向き不向き」があります。できれば負担を感じずにすむ家事を選ぶといいでしょう。

注意点は、家事分担のルールをガチガチに決めないこと。分担をきっちり決めてしまうと、「やった、やらない」でこれもケンカの種になりがちです。体調や急な予定にも柔軟に対応できるように細かすぎないゆるめのルール作りがポイントです。

Kさんのご主人は、家事育児を厭わずやっています。家事育児一切を妻任せにしている夫もいるのですから、本当にありがたいことですよね。

マイナスなところばかりに目を向けず、「感謝」の気持ちを忘れずに。
そもそも、ご主人に悪気はまったくないのです。家族のため、良かれと思ってやっていることです。

自分自身にわざわざストレスと負荷をかけることはありません。
伝え方に気をつければ、ほとんどのことは解消します。我慢のしすぎも禁物です。
夫に対する感謝の気持ちを忘れずに、仲良し夫婦を目指してくださいね。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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