一人目を産んでから5年間セックスレス【夫婦問題お悩み相談室 #38】

一人目を産んでから5年間セックスレス【夫婦問題お悩み相談室 #38】

セックスを再開したいのに夫からの誘いはなし。自分からはどう誘えばいいか分からない。そんなお悩みをお持ちの妻たちも多いことでしょう。そこで多くの夫婦問題を解決してきた、夫婦問題カウンセラー渡辺里佳さんにセックスレス解消法を教えていただきました。


様々な夫婦問題をそれぞれの夫婦に寄り添い解決してきた渡辺里佳さん。今回のお悩みはズバリ“セックスレス”。セックスをしたいと思っているのに一人目を出産後、もう5年間もセックスをしていないという妻からの相談です。どうすればセックスレスが解消するのか。教えていただきました。

【お悩み】5年もセックスがありません。どうしたらいいですか

一人目を産んだ後に何回かそういう雰囲気になることもありましたがなんとなく上手くいかず、そのままもう5年間もセックスレスです。最近は子どもも自分の部屋で寝るようになり、セックスを再開したいなぁ、と思うのですが夫は先に寝てしまうし、自分から誘うのも勇気がいるし…どうしたらいいのかわかりません。(Wさん・38歳)

「セックスレス夫婦」が増加傾向

セックスに対して消極的な夫婦が増えている今の日本。
「セックスレス」とは、過去1カ月間にセックスをしていないことと定義付けられています。

一般社団法人・日本家族計画協会が実施した「第8回男女の生活と意識に関する調査」(2016年10月から11月にかけて全国の未婚者含む16~49歳の男女3000人を対象に実施。1263人が回答) (※)によると、「セックスレス」の既婚者の割合が、過去最高の47.2%という結果になりました。

調査を始めた2004年と比べると15.3ポイントも増えており、婚姻関係にあるカップルのセックスレス傾向が進んでいることが浮き彫りになりました。

なぜセックスレスになるのか、上位理由は以下の通り。

●男性
「仕事で疲れている」(35.2%)
「家族(肉親)のように思えるから」(12.8%)
「出産後何となく」(12.0%)

●女性
「面倒くさい」(22.3%)
「出産後何となく」(20.1%)
「仕事で疲れている」(17.4%)

調査結果では、女性側の理由として「面倒くさい」という気持ちや、家事や育児に追われてその気にならないといった理由が目立ちます。

日本はどうしてここまで性に対して消極的な国になってしまったのでしょうか。
このデータを知った私も、「これでは、ますます少子化が進んでしまう」と愕然としてしまいました。

面倒だけど、愛されたいという心理

夫婦問題のカウンセリングでも「セックスレス問題」は多く受けるご相談のひとつです。Wさんの悩みと同じように、出産後、なんとなくセックスレスになってしまったケースが目立ちます。

出産直後は、生活が一変して本当に大変ですよね。時間がいくらあっても足りず、ヘトヘトに疲れていたり、睡眠不足が続いたりすると、セックスに対する欲求が薄れ、そのままセックスレスになってしまう…。

心身の余裕の無さが、出産後の「セックスレス」につながることが多いのですが、多くの人が、「このままではよくない」「なんとかしたい」と悩み、「セックスレスの解消」を望んでいます。

「忙しくて余裕がない」「セックスは面倒くさい」と言いながら、「夫から女性として見られたい」「このままでは寂しい」。そんな矛盾した本音が垣間見えるのです。

なぜセックスを再開したいのか

改めて、Wさんの気持ちを整理してみましょう。
Wさんは、どうして「セックスを再開したい」と望んでいるのでしょうか。

スキンシップがなくて寂しいから?
夫からの愛が確かめられないから?
このままだと将来に不安を感じるから?
女として認められたいから?

この中に、Wさんの想いに近いものはありますか。
すべてが当てはまるでしょうか。
それとも、別な思いがありますか。

セックスを再開したい理由はなにか、改めて考えてみてください。
自分の素直な気持ちが確認できたら、今度は、その思いをご主人に伝えてみましょう。

セックスはスキンシップのひとつです。そして夫婦間の愛情を確認する大切な行為なので、セックスについて話すのに遠慮することはありません。

それでも、なんとなく抵抗を感じているのなら、「ちょっと恥ずかしいんだけど…」「私の気持ちを聞いてほしいんだけど」と切り出してみてください。

「誘う」のではなく、素直な気持ちを伝える

「誘う」のではなく、「気持ちを伝える」だけでいいのです。
このとき、感情的になったり、不満をぶつけたりする必要はありませんよ。多くの言葉もいりません。ゆったりとした気持ちで、わかりやすく丁寧に話してみてくださいね。

きっと、ご主人も耳を傾けてくれますよ。

これまでは、妻であるWさんの思いを中心に述べてきましたが、
夫である男性も、「このままではよくない」「なんとかしなければ」と悩んでいたりするのです。悩んではいるけれど、ちょっとしたプライドが邪魔をして、素直に言えなかったり、過去、妻からの「そんな気分じゃない」「面倒だからイヤ」という言葉に深く傷ついたりして、セックスに対して自信を失っているケースも見られます。

自分の思いだけを主張するのではなく、ご主人に対しても寄り添いの気持ちを忘れないでくださいね。
妻の優しさが伝われば、夫婦の距離がぐんと近づいて絆がより深まります。
お子さんが大きくなり、別の部屋で寝るようになって環境が整った今がチャンスかもしれませんね。

夫婦の関係はいつだって再スタートできます。
変化を望んでいる今がそのとき。自ら動くことで、きっとふたりの関係もいい方向に流れていきますよ。



夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



本サイトに記載する情報には充分に注意を払っておりますが、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、完全性、正確性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動や、判断・決定は、ご自身の責任において行っていただきますようお願い致します。

この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

関連するキーワード


渡辺里佳 セックスレス

関連する投稿


夫の家事にイライラ… もっとちゃんとやってほしい!どうやって伝えたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #40】

夫の家事にイライラ… もっとちゃんとやってほしい!どうやって伝えたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #40】

夫婦問題に関する相談で多いのが「家事問題」です。買い物、料理、掃除に洗濯…、家事をこなしていかなければ、たちまち家の中はゴミ屋敷になってしまいますよね。皆さんのお宅はいかがですか。今回は、夫の家事育児に不満を抱いている妻からの相談にお答えします。


転職を繰り返す夫… 家計が安定しません どうしたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #39】

転職を繰り返す夫… 家計が安定しません どうしたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #39】

転職を繰り返す夫のせいで生活が安定しない。夫にひとつのところに安定して勤めて欲しいと願う妻は多いでしょう。いったいどうしたら働き続けてくれるのか?夫婦問題カウンセラーの渡辺里佳さんに聞きました。


未婚女性のアラフォーセックスクライシスについて【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#34】

未婚女性のアラフォーセックスクライシスについて【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#34】

アラフォークライシスはセックスにも影響を及ぼします。今回は特に未婚女性のアラフォーセックスクライシスについてセックスレス問題の大家、すずね所長こと三松真由美先生に語っていただきました。


就職氷河期世代はセックス氷河期にも苦しむ!?【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#33】

就職氷河期世代はセックス氷河期にも苦しむ!?【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#33】

アラフォークライシスに苦しむアラフォー女性はセックスレスにも悩んでいる!?数万組の夫婦のセックスのお悩みを聞いてきた、すずね所長こと夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにアラフォーセックスレスの現状について教えてもらいました。


モラハラ夫と離婚したい! スムーズに別れるには?【夫婦問題お悩み相談室 #37】

モラハラ夫と離婚したい! スムーズに別れるには?【夫婦問題お悩み相談室 #37】

“モラルハラスメント”略して“モラハラ”という言葉が一般的になりました。「うちも、もしかして…」と感じている妻も多いのではないでしょうか。本当に苦しくて離婚したいと思っていても“モラハラ夫”と離婚するには相当の勇気と覚悟がいると思います。そこでスムーズにモラハラ夫と離婚する方法を夫婦問題カウンセラーの渡辺里佳さんに教えていただきました。


オススメ情報

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。



業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。



最新の投稿


人生100年時代、更年期は折り返し地点 メノポーズカウンセラーセッション!<第一回>【#FocusOn】

人生100年時代、更年期は折り返し地点 メノポーズカウンセラーセッション!<第一回>【#FocusOn】

更年期の女性の悩みに寄り添い対策を共に考えてくれる“メノポーズカウンセラー”。人生100年時代といわれる現代において、更年期以降の人生はおよそ50年続きます。更年期をどう過ごすかが、その後の人生に大きく影響しそうです。そこで、更年期の女性に寄り添い悩みを共に解決してくれるメノポーズカウンセラーの3名に集まっていただいて、更年期とは? 更年期とどう向き合えばいいのか? などについて話をしていただきました。


宮本真知のタロット占い【6月17日(月)~6月23日(日)の運気】

宮本真知のタロット占い【6月17日(月)~6月23日(日)の運気】

あなたの心に寄り添いながらそっと背中を押してくれると評判のタロット占い師、宮本真知がお届けする週間タロット占い。直観を信じて…今週のあなたの運気は?


2019年6月 後半編(6/15~6/30)の運気【雨宮なおみの12星座占い】

2019年6月 後半編(6/15~6/30)の運気【雨宮なおみの12星座占い】

ライターとして長年占い原稿を執筆するうちに独学で占術を学び、頼まれもしないのに周囲を占っていたら「当たる!」と評判になった雨宮なおみさん。6月後半の運勢のポイントを要チェックです。


更年期から取り組みたい「骨」を強くする体操【更年期は人生が輝くチャンス #48】

更年期から取り組みたい「骨」を強くする体操【更年期は人生が輝くチャンス #48】

女性であれば誰でもリスクを持っている「骨粗しょう症」。どうして骨粗しょう症になってしまうのか? 今回は、からだの内側から私たちを支えている「骨」に焦点を当てて、骨を強くする方法や、体操によるケア方法をお伝えします。


おひとり様の道を歩んでしまって本当に良いの!?【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#36】

おひとり様の道を歩んでしまって本当に良いの!?【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#36】

女性の生涯未婚率は14.06%。生涯未婚率とは50歳の時点で一度も結婚をしたいことがない人の割合です。つまり7人に1人は生涯独身ということです。男性にいたっては23.37%、4人に1人です。このままでは日本はおひとり様大国になってしまいます。そこで今回は夫婦仲相談所長の三松真由美さんにおひとり様人生を歩むということはどういうことか教えていただきます。








人気記事ランキング


>>総合人気ランキング