自己中心的な夫に気を使う日々 ほとほと疲れました【夫婦問題お悩み相談室#33】

自己中心的な夫に気を使う日々 ほとほと疲れました【夫婦問題お悩み相談室#33】

結婚するとそれまで別々に生活していた他人同士が、ひとつ屋根の下で暮らし始めます。もしもまったく違うライフスタイルで生活してきたふたりがそれぞれ自分勝手に自由気ままに暮らしていたら共同生活は難しいですよね。今回は、自己中心的な夫との暮らしを嘆く妻からのご相談です。


【お悩み】自己中でオレ様な夫。気を遣うのが嫌になりました

夫は常に自分が中心にいなければ嫌なタイプ。友人夫婦が集まるホームパーティでも自分が会話の中心にいないと不機嫌になります。私が一生懸命フォローして場を盛り上げて、夫を中心にしなくてはなりません。家の中でも子どもたちより自分を優先してくれないと怒ります。ほとほと疲れました。どうしたらいいのでしょうか。(Wさん・43歳)

人生最初の集団生活は幼稚園

結婚生活は集団生活の最小単位。

パートナーは結婚して入籍する、いちばん身近な他人です。長い間別々に過ごしてきて生まれも育ちも違う二人が、ひとつ屋根の下で、共同生活を送るというのは、改めて考えてみると、すごいことですよね。

人生最初の集団生活は、幼稚園(保育園)です。家にいるときは、ママやパパの庇護のもと、多少のわがままも聞いてくれたかもしれませんが、入園したら、自分勝手は許されません。昼食は、お友達全員のお支度が揃うまで待っていなければなりません。そして全員で「いただきます」のご挨拶をします。

幼稚園→小学校→中学校→高校→大学→会社→結婚

私たちは生きている間、基本的にはずっと集団の中で生活し、他人と関わりながら暮らしていきます。

シェアハウスでも、細かいルールに従って生活していますよね。

人が2人以上集まる共同生活は、規則やガイドラインが必要で、最低限の気遣いとマナーも大切です。そのことに、ご主人がもう少し気づいて配慮してくれたら嬉しいですよね。

なぜ「自己中」や「オレ様」になってしまうのか

自分勝手な人。
マイペースな人。
わがままな人。
好き勝手に行動する人。

世界は自分中心に回っているかのような感覚で、自分中心に考える人、いますよね。
思い通りにならないと、不機嫌になったり、怒ったり。
そんな人とつきあうのは振り回されてたいへんです。

どうして、自己中心的になってしまうのか、その心理を探ってみました。

「自己中」というのは、自分の考えややり方が正しいと信じて主張すること。
Wさんのご主人に当てはまるとは限りませんが、そのやり方で、今まで過ごしてきて、許されてきたのでしょう。「主張すれば思い通りになる」と、ご主人の中で成功体験としてインプットされてしまったのです。

また、生育歴のなかで、親や周囲が「自分を認めてくれなかった」という経験があるために、自己肯定感が低いのかもしれません。

会話の中心にいたいというのは、「もっと僕を見て」と主人公になりたがっている証拠。自分の存在を認めてもらうことで、優越感を感じたり心地いいと感じるのでしょう。

必要以上に気を使う必要はない

Wさんは、「夫に気を使うのがほとほと疲れた」と嘆いていますが、常にパートナーの顔色を伺って過ごしているのだとしたら、疲れるのも無理はありません。

「夫は常に自分が中心にいなければ嫌なタイプ」とあります。自分にスポットライトがあたっていないとご機嫌斜めになるのですね。
でも、だからといって妻のWさんが、必要以上に夫を立てなくてもいいのではないでしょうか。

たとえば「友人夫婦たちとの集まりでも自分が会話の中心にいないと不機嫌になる」と仰っていますが、中には、そんなご主人の言動を面白がっている人もいるかもしれませんよ。

考え方、価値観、性格は人それぞれ。いいか悪いかは、周囲の人が判断します。Wさんが疲れるほど気を使うことはありません。
それでも夫の態度が気になって仕方がないのなら、「ごめんなさいね、夫ばかり目立っちゃって~」とユーモア交えながらさり気なくフォローすれば大丈夫。

また「家の中でも子どもたちより自分を優先してくれないと怒ります」という場面では、そんな子どもっぽさも、大して悪影響がないのであれば、夫を立ててあげてもいいのではないでしょうか。

子どもたちは、両親の姿を見ています。わがままな父親を立てている母親を尊敬し、いずれ子どもから父親に進言するときがくるかもしれません。

夫に振り回されずに毅然と

夫婦になると、配偶者の言動は、自分の責任だと捉えがちなのですが、そんなことはありません。Wさんに責任はありませんから気を使いすぎる必要はないのです。

必要以上に相手に合わせたり、顔色伺いをすると、ご主人がそれは許されることだと勘違いして、さらに助長させてしまう可能性があります。

行き過ぎた「自己中心的な態度」を自覚してもらうためにも、ご主人自身が自分の言動を振り返ることが必要です。

そのためには、Wさん自身がご主人の言動に振り回されないことです。

私が相談者さんに、よく話していることは、「相手を変えようとしている間は、期待通りの答えは返ってこない」ということです。

イヤダイヤダと思い込むとさらにその思いが膨らんでいきます。Wさんは、自然体で接していれば大丈夫。我慢せずに毅然とした態度を貫いてほしいと思います。

自分でできる範囲を定めて、無理なく接することでイライラも半減しますよ。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳

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夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳

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夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。



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