もうやめて!! 子どもたちの前で妻に暴言を吐く夫【夫婦問題お悩み相談室 #31】

もうやめて!! 子どもたちの前で妻に暴言を吐く夫【夫婦問題お悩み相談室 #31】

「感情の動物」の代表的な代名詞はたいてい「女性」ですが、男性でも感情的な人は存在します。感情的に怒ったり暴言を吐いてしまう夫に対して、妻はどのように接したらいいのでしょうか? 一緒に考えてみましょう。


【お悩み】気に入らないことがあると感情的に怒る夫にもう耐えられません

夫は気に入らないことがあるとすぐに感情的になり、私や子どもたちを徹底的にやり込めようとします。先日も私の片付けがなっていないと怒りはじめ、ひどい暴言を吐かれました。私から謝らないと収拾がつかないため、しぶしぶ謝りましたが、子どもの教育にもよくないと思いますし、こんな生活が続くのは正直ツライです。気持ちが落ち着いているときはとてもいいパパなのですが…。どうしたら暴言を吐くのをやめさせられるでしょうか?( Bさん・41歳)

徹底的にやり込めようとする真意とは

思い通りにならないと、怒ったり怒鳴ったり… 不機嫌そうな顔で大声を出す人や威張り散らす人いますよね。とてもイヤですよね。
もし、夫がそういう人なら、なんとか直してほしいと思うでしょう。そして子どもがいるなら、教育上よくないからやめてほしい、と考えるのは自然なことだと思います。

さて、

“相手に対して徹底的にやり込めようとする”
そんな行動をとるのは、なぜだと思いますか。

それは、相手を自分の思い通りに動かしたいから。

人はたいてい「自分の考えが正しい」と信じこんでいます。
なので、自分が考える方法や、やり方を相手にも強要したくなります。そうすれば、うまくいくと信じているからです。

そうではない場合、つまり、相手が考えと違う行動をとったとき、相手を避難したくなり、責め立てます。

考え方は人それぞれなのに。人を自分の思い通りに動かそうとするのは「支配欲」が強い証拠。「支配欲」が強いと、人をコントロールしたくなります。

Bさんのご主人も、そんな側面があるのかもしれませんね。自分が思い描いていた図と違っていたとき、カッとなったり、イライラしたりするのでしょう。

夫の主張に耳を傾け、自分の考えも主張する

対策としては、ご主人の考えや主張を聞くことから始めてみてください。ご主人も常に怒っているわけではないはずですから、険悪ムードではないとき、夫の機嫌がいいときに、それとなく夫の真意を探ってみて。

なぜ、そんなに怒るのか。自分の言動のどこがいけないのか、冷静に聞く耳を持ってみてください。案外、納得の意見が聞けるかもしれませんよ。自分の意見を聞いてくれる人に対して、人は寛大になり満足度があがります。

また、言葉足らずが原因で、余計に相手を苛つかせてしまうこともあります。

たとえば、「片付けができていないこと」を怒られたことについては、Bさんは、片付けをしないわけではないんですよね。完璧にできなかっただけです。

その理由として

・片付けに時間がかかってしまう
・今は他の用事が入っているため、すぐに手を付けることができない
・もう少しあとでやるつもりでいる

などがあるのではないでしょうか。

それをわかりやすく説明します。同時に、Bさんが感じたことや意見も伝えてくださいね。冷静に「大声を出さなくても伝わっています」と静かに言いましょう。

納得できれば、ご主人が必要以上に声を荒げることはなくなるはずですよ。

子どもたちは、親のことをちゃんと見ている

Getty logo

男性の怒鳴り声はとても怖いですし、萎縮してしまいますよね。常にビクビク顔色を見ながら生活しなければならないのは嫌なものです。

「教育上良くないと思うんです」という声は、カウンセリングの現場でもよく聞きますが、子どもというのは、親の態度や心の動きなどを本当によく見ています。そしてとても賢いです。

相談内容に「私から謝らないと収拾がつかないため、しぶしぶ謝りました」とありますが、子どもは、お母さんのこうした対応もちゃんと見ています。

「お父さんはすぐ怒鳴るんだな。お母さんは悪くないのに、先に謝ってパパのご機嫌を直そうしているんだな」と冷静に判断しています。

子どもは親のことを中立公平に判断しています。

親の姿を見て育ち、成長するにつれ、集団生活、社会の中でさまざまな人間関係のなかで反面教師も含めて学んでいきます。教育に関しては必要以上に心配することはありませんよ。

ただし、子どもたちに対してはフォローを忘れずに。
「パパの声は大きくて怖いね」と、客観的に話すことで、子どもも安心するでしょう。

威厳をもって対応すれば妻を見る目が変わる

夫を直そうとする姿勢だと、なかなか変化を感じることはできません。気をつける点は、夫と同じように感情的にならないことです。

こちらが反論するとますますエスカレートするだけです。また、夫を怒らせてしまう原因に心当たりはありませんか。

「これを言ったら夫の機嫌が悪くなる」

など、夫のクセを研究し、無駄なエネルギーを使わないためにも、思い当たる節があればそれは極力避けるようにしましょう。

普段はとてもいいパパなのですから、大丈夫。母親の存在は大きいもの。威厳をもって対処すれば、夫の妻を見る目も変わっていきますよ。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



本サイトに記載する情報には充分に注意を払っておりますが、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、完全性、正確性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動や、判断・決定は、ご自身の責任において行っていただきますようお願い致します。

この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

関連する投稿


すれ違い夫婦 結婚している意味ある?【夫婦問題お悩み相談室 #42】

すれ違い夫婦 結婚している意味ある?【夫婦問題お悩み相談室 #42】

結婚はゴールではなく、パートナーとともに人生を歩み始めるスタート地点。自分の問題だけでなく相手のあることだからこそ、あれこれ考え、悩みも生じます。あなたにとっての「結婚」とはなんですか。改めて「結婚」について振り返ってみました。


雨の降る日に“濡れ”を意識できる女性は膣が劣化しない【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#37】

雨の降る日に“濡れ”を意識できる女性は膣が劣化しない【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#37】

梅雨の季節、朝起きて雨が降っているとつい憂鬱な気分になってしまいますよね。ですが!夫婦仲相談所所長 三松真由美先生は違います。「雨は好き。雨だとわくわくする」と仰るのです!その理由を聞いて納得。雨の日は“濡れる日”、濡れを意識すれば膣は劣化しないのであります。


夫が貯蓄額を教えてくれない… お財布別々夫婦の問題【夫婦問題お悩み相談室 #41】

夫が貯蓄額を教えてくれない… お財布別々夫婦の問題【夫婦問題お悩み相談室 #41】

共働き夫婦が増えていて、お財布は完璧に別々という家庭も多いでしょう。しかし、それが原因で気が付いたらパートナーが借金を抱えていた…なんて恐ろしいケースもあるようです。家族として一生を共にするのですから、お金の管理は家族の問題です。貯蓄額を教えない、通帳を見せない、というパートナーがいたら要注意です。そんな時どうしたらいいか夫婦問題カウンセラー渡辺里佳さんに聞きました。


夫の家事にイライラ… もっとちゃんとやってほしい!どうやって伝えたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #40】

夫の家事にイライラ… もっとちゃんとやってほしい!どうやって伝えたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #40】

夫婦問題に関する相談で多いのが「家事問題」です。買い物、料理、掃除に洗濯…、家事をこなしていかなければ、たちまち家の中はゴミ屋敷になってしまいますよね。皆さんのお宅はいかがですか。今回は、夫の家事育児に不満を抱いている妻からの相談にお答えします。


転職を繰り返す夫… 家計が安定しません どうしたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #39】

転職を繰り返す夫… 家計が安定しません どうしたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #39】

転職を繰り返す夫のせいで生活が安定しない。夫にひとつのところに安定して勤めて欲しいと願う妻は多いでしょう。いったいどうしたら働き続けてくれるのか?夫婦問題カウンセラーの渡辺里佳さんに聞きました。


オススメ情報

dummy

人生100年時代 40代からの転職術

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクルートエージェント


dummy

母であり妻であり、そして“働く女性”であり。働き続ける女性を応援!

業界最多の非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介、あなたの転職を成功に導きます。


リクナビNEXT


最新の投稿


「Uniqlo U」 2019年秋冬コレクション シンプルで上質、 研ぎ澄まされたデザイン

「Uniqlo U」 2019年秋冬コレクション シンプルで上質、 研ぎ澄まされたデザイン

クリストフ・ルメール率いるパリR&Dセンター(リサーチ&ディベロップメントセンター)のデザイナーチームが手がける「Uniqlo U(ユニクロ ユー)」の2019年秋冬の新作が登場しました。


付き合い始めた彼、なかなかベッドに誘われない もしかして…【オトナの幸せ恋愛心理術 #22】

付き合い始めた彼、なかなかベッドに誘われない もしかして…【オトナの幸せ恋愛心理術 #22】

人生の酸いも甘いも噛分けてきたアラフォー女性なら付き合ったらセックスするもの、と思っている人が多いのではないでしょうか。今回は優し彼と付き合いはじめてキスやスキンシップはあるけど、その先に進まないというお悩みです。心理カウンセラー鹿屋由佳さんのカウンセリングに癒されてください。


“髪は顔” ヘアライター&エディター 佐藤友美さんインタビュー<第一回>【#FocusOn】

“髪は顔” ヘアライター&エディター 佐藤友美さんインタビュー<第一回>【#FocusOn】

40代は肌だけでなく髪の毛も曲がり角。今までと同じようにしていてはヘアスタイルがきまらない…なんてお悩みを持っている40代女性も多いでしょう。しかしやはり髪は大事!日本初のヘアライター&エディターである佐藤友美さんの著書『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)を読むとそれがよくわかります。


【大友育美のおくすり晩酌#3】血の巡りを良くして♪ 生理痛改善レシピ

【大友育美のおくすり晩酌#3】血の巡りを良くして♪ 生理痛改善レシピ

毎日の晩酌が楽しみ!という方も多いでしょう。ですが、晩酌をすることで太ったり、体調が悪くなったり、眠れなくなったりしたら嫌だなあ…というのもホンネですよね。そんな悩める晩酌好きの救世主“呑んで健康になるレシピ”その名も『おくすり晩酌』(ワニブックス)が大好評発売中です。そこで!その中から特に40代女性が知りたい体調不良を改善してくれる晩酌レシピをチョコッとご紹介します。第三回目は“生理痛”です。


とりあえずビール!二杯目もビール!? 女性専門疲労外来ドクター工藤孝文さんインタビュー<第二回>【#FocusOn】

とりあえずビール!二杯目もビール!? 女性専門疲労外来ドクター工藤孝文さんインタビュー<第二回>【#FocusOn】

“女性専門疲労外来”という言葉を聞いたことがありますか?女性の疲労により引き起こされる、あらゆる不調を診てくれるという夢のような診療科なのです!こちらの外来を担当し『疲れない大百科』(ワニブックス)を執筆した糖尿病・ダイエット治療・漢方治療 専門医の工藤孝文さんにインタビュー。第二回です。


友だち追加






人気記事ランキング


>>総合人気ランキング
アラフォー・40代女性のお悩みは│Bramanoli [Brama]
@Bramanoli_jpさんをフォロー

画像 apple google