なんでも私を頼る夫 自立させるにはどうしたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #27】

なんでも私を頼る夫 自立させるにはどうしたらいい?【夫婦問題お悩み相談室 #27】

何事も表裏一体。見方によって、よくなったり悪くなったりします。結婚生活でもそんな思考の連続ではないでしょうか。今回は「夫にもっとしっかりしてほしい」。そんな悩みをもつ妻からの相談です。


【お悩み】なんでも私に頼ってくる夫。もっとしっかりしてほしい。自立してほしいのですがどうしたらいいですか。

夫は私の10歳年下で収入も低く、いろいろなことがスムーズにできません。免許の更新や銀行口座の開設といったこともです。なんでも私に頼るので、一緒について行ったり、代わりに電話をしてあげたりしなければならないのです。結婚するときはそんなちょっとほっとけない感じが好きだったのですが、もうすぐ子どもも生まれますし、しっかりしてほしいと思っています。どうしたら夫を変えることができるでしょうか? (Uさん・37歳)

いい・悪いは表裏一体。同じ現象も見方によって異なる

いまや「亭主関白」は少数派⁉  女性が強くなりすぎてしまったのでしょうか。最近は、頼りがいのある妻に甘えている男性も少なくないようです。夫婦カウンセリングのご相談を受けていても、しっかりさんの姉御肌タイプの妻はけっこうな割合でいます。

もちろん頼りがいのある男性もいるのですが、女性は、どちらかというと男性に比べて現実的で細かいことによく気付き、さらに母性本能も備わっているので、男性の頼りなげなところがかわいく感じて、ついつい面倒を見てしまうのかもしれませんね。

ところが、残念なことに、結婚生活を続けていくうちに、お付き合いしていた頃や結婚当初は、気にならなかったり良いと思っていたことが、気になって仕方なかったり、悪く感じてしまったりすることはよくあるようです。

同じ事柄でもよく見えたり、悪く見えたり、何事も表裏一体。長所と思える面が見る角度によっては、一転短所になってしまいます。結婚生活は、そんな思考の連続なのかもしれません。

身近にしっかりさんがいたら、頼りたくなるのが人情

Uさんは、賢くテキパキこなせてしまうので、頼まれると「任せて。私がやってあげる」と引き受けてしまうタイプなのかもしれませんね。

手を差し伸べてくれる人がいれば、甘えたくなるのが人情です。そのほうが安心ですし、自分は何もしなくてすみますよね。一方で、そういう人がいなければ自分でやるしかありません。
きっとご主人も、奥様を頼って甘えてきたのでしょう。
ですが、
Uさんは「夫にもっとしっかりしてもらいたい」と望んでいます。

今までは、自分がやってしまえばよかったし、それで済んできたけれど、お子さんの誕生を控え、このままではよくないと感じ初めたのでしょうか。
それとも、ずっと、ご主人のことを頼りなく感じていて、なんとかしたいと思い続けていたのかもしれません。
いずれにしても、「もっとしっかりしてほしい」と夫に期待しているのだとしたら、今から、そのようにアクションしましょう。

本当にやってもらいたいなら、任せて頼る

方法は簡単です。夫に任せて頼るだけです。
自分がやったほうが早いかもしれませんが、Uさんが手を出してやってあげてしまうと、いつまでも夫の変化は望めません。

誰でもやったことのないことはできませんから、一から学ぶしかありません。銀行の口座開設や免許の更新などの手続きも、もしご主人に経験値がないのであれば、やり方を教えてあげましょう。マニュアルや指南書があれば、それを見せて、習得してもらうといいでしょう。

Uさんが思うほどスムーズには進展しないかもしれませんが、「できない」と決めつけずに、ご主人を信じて任せてみてください。わからないことは人に聞いたり、ネットで調べればいいのですから、出来ないことはないはずです。

気をつけることは、ご主人が出来ないことをバカにしたり、感情的に怒ったりしないことです。特に男性は、見下されたり小馬鹿にされるのを嫌います。逃げたくなってすぐに匙を投げてしまうので、ダメ出しは避けて、ご主人に気持ちよくやってもらう環境を整えてくださいね。

心に余裕を持って柔軟に対応する

そして、あまりカチカチに考えすぎないことです。
厳しい「ルール」を作ると、それに縛られて苦しく感じます。「すべて夫にやってもらう」と決めつけることはありません。
つまり、心に余裕を持たせることが大切です。ご主人を見守りつつ、ときにはUさんが担当するなど、臨機応変に柔軟に対応してほしいと思います。

夫婦の関係はこれからです。家族が増えて新生活がスタートし、ライフスタイルが一変すると、とても忙しくなることが予想されます。そうなったら、物理的にもUさん一人ではこなせなくなります。否が応でも、ご主人もやらざるを得ない状況になるでしょう。必要に迫られるのが一番の学習です。

できる人にとってはなんだかもどかしく感じるかもしれませんが、経験値を重ねるうちに、いつの間にかできるようになっているもの。時間を味方につけて焦らずじっくりと取り組んでくださいね。

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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