『オンナの天秤』既婚と未婚、セックスはどちらがいいか問題 【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#21】

『オンナの天秤』既婚と未婚、セックスはどちらがいいか問題 【すずね所長のオトナ夫婦の寝室事情#21】

毎回大好評の夫婦仲相談所 所長 三松真由美先生の連載。今回は“既婚と未婚セックスはどちらがいいか問題”。いったいどういうことなのでしょうか?


たくさんの男とのセックスしたい?それとも一生1人の男でOK?

朝日新聞夕刊で連載された「オトナの保健室」をまとめた本ができました。
セックスに関する各界の識者が論を述べるというセックス百科事典とでも言いましょうか。私は「すれ違い〜男も悩んでいる」の章を担当しています。

社会学者の上野千鶴子先生のご指摘にはウンウンと頷くしかありません。“結婚とはなに?”の説明なのですが。皆さんは結婚の定義を言えと言われたらなんと答えますか。上野先生のお言葉は深いです。

「身体の性的使用権をたった一人の異性に生涯に渡って譲渡する契約が不自然で不合理。(略)・・他人の肉体を自由にできるのが結婚」

そうか! そういう見方があったのか!

私は常日頃「セックスお大事論」を唱えております。挿入にとらわれないセクシャルな行動という定義で、です。結婚後のセックスは夫ありきなので、セックスレスや不倫の嫉妬系の悩みが湧き上がります。未婚のままセックスの自立をすれば決められたパートナーとのセックスに悩むことはありません。彼氏に浮気されると落ち込むかもしれないが、法的にはセーフです。リベンジしてもセーフ。若いイケメンの筆下ろしをしてあげるのもセーフ。よって、まだ未婚の皆様は、おのれのボディの性的使用権を拘束される結婚をするかしないか、今のうちに熟考しておかねばなりません。未婚のままセックスを楽しむか否か!

結婚しない幸せとはなあに⁉

疑問が沸き起こったら”オンナの天秤”を引っ張り出して図るのです。

結婚せず、マインド面でも経済面でも一人でやりくりして生きてゆくなら、したい放題のセックスができる。彼氏が浮気すれば、くれてやればいい。彼氏がしないなら、ほかとすればいい。自分が浮気しても慰謝料を払わずにすむ。

結婚して妻という座を持ち、子どもも持ち、生活費もサポートしてもらう一般的スタイルなら老後も寂しくなくて安心。しかしセックスのみならず夫婦間のいざこざは避けては通れない。新しい恋はできない。セックスレスになれば改善は難題。理想の夫婦間セックスライフを勝ち取る妻は一握り。

さあ、天秤だ!未婚のまま駆け抜けるか、セックスレスや不倫を孕む結婚に挑むか。

“オンナの天秤”を取り出すと、フッと気づきます。

「あれ? セックスってそこまで人生を左右するものなの・・・」

極論を言えば、「グレーゾーンのYES」なのです。

セックスレスや不倫問題は日常の関係性の乱れがチリのように積み重なって形成される現象です。すれ違い、勘違い、リスペクト感の欠如、自己チュー、小言、侮辱、上から目線・・。これらがフュージョンされて「お互い異性として見ることができない」関係に発展。

もちろんセックス以外に、共通の趣味で仲良し満々夫婦、お互いの存在を感じるだけで安心するという夫婦もいます。ふたりとも性には奥手という夫婦も。

挿入はしないけれどお互いのマスターベーションを見ながら燃えるカップルだっています。セックスのスタイルは人それぞれ。なので、お互いが満足なら問題ありません。「セックスがなくても仲良し夫婦」です。

お互いに尊敬しあい、思いやる気持ちがあればセックスがなくても仲良し夫婦になるのです。ただし熟年層からお話を聞いて気づいたことは「それでも女として触れて欲しいと思う頃があった」と回顧する女性も少なくないということです。

共通の趣味があれば仲良し・・・。たとえば「セックスしなくても一緒にサーフィン楽しんでるからいい」と言わず、サーフィンのあと陽に焼けたボディを絡めれば、脳からワクワク物質が出て、膣が充血してもっと気持ちが昂ぶらないかと考えるのは私だけか。

要注意!上から目線は男のセクシースイッチをOFFにする

さて『オトナの保健室』に戻ると、上野先生の「結婚して相手の身体を自由にできるシステムが結婚」という表現にも膝を打ちまくっています。お硬い言い方なのに、とってもエロチック。体力は男性のほうが強いので、男性が女性のボディを自由にするイメージになりがちです。ですが、反対でもうまくゆくカップルは多いのです。

支配欲が強い女性なら「あなたの全てはわたしのもの」となり、欲情します。

特に昨今、デートは彼女が仕切ってくれるから楽ちん、家のことは妻に任せていれば安心、力関係は女性が上のほうがしっくりいくという男性も普通に見かけます。セックスも女性が思うがままにリードすればセックスレス問題も減少すると思いませんか?ただし男性は下半身に関するプライドがあるので、ドS的リードではなく、ヨイショしながら導くスタイルを習得せねば失敗します。そこを習得せずベッドの上で意のままに振る舞うとひかれてしまい、脱落。そんな脱落妻たちを何人も見てきました。

結論。男性は単純なようで難しい生命体です。脳と下半身が即時連動するのは10代まで。一度セックスで痛い目にあったり、傷ついたり、プライドを打ち壊されると慎重になります。ED気味になったりするとますますセックスから遠ざかります。「相手の身体を自由にできる結婚をしたんだから、私のために固くなりなさい!」と強要しようものなら陰茎ではなく、男心が硬い昆虫のようになり、セクシースイッチは止まるので注意してください。 「オトナの保健室」を読んで結婚とセックスの多様性について考察してくださいね。



夫婦仲相談所所長/執筆家 三松真由美



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この記事のライター

恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。

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