夫婦仲はなぜ “悪く” なるのか 原因と対処法【幸せ夫婦コミュニケーション術 #78】

夫婦仲はなぜ “悪く” なるのか 原因と対処法【幸せ夫婦コミュニケーション術 #78】

結婚したばかりの頃はラブラブだったのに、長年一緒にいると喧嘩も増えて仲が冷えてしまう。どうして上手くいかないんだろうと悩みますが、原因は「慣れ」にあるかもしれません。お互いに配慮が足りなかったりいたわる姿勢が見えなかったりと、知らない間に溝を作る振る舞いはありませんか? 夫婦仲を悪くしないポイントをご紹介します。


結婚生活に慣れると飽きてくる?

「3年目の浮気」「7年目の浮気」などといいますが、夫の心変わりはどうして起こるのでしょうか。

上手くいっていたのに、と思うのは妻の側。夫からすれば、これまでの生活に飽きてしまったことがほかの女性に目がいく原因になることもあります。

毎日帰宅すればご飯があり、洗濯済みの清潔な服があり、お風呂にも入れる。決して問題があるわけじゃないけれど、足りないのは刺激。心が高揚するような瞬間が減っていくことが、夫を浮気へと駆り立てるのですね。

「慣れ」が連れてくる倦怠感は、妻の態度への不満も浮き彫りにします。以前はもっといたわってくれていたのに、今じゃ「おかえり」の言葉以外何もない。給料の明細を渡しても笑顔ひとつなく「ご苦労さま」しか返ってこない状況では、ほかに関心を向けてくれる女性を探す気持ちも起こるでしょう。

男は、いつまでもプライドの高い生き物です。家族のためと思って毎日仕事をがんばっているのに、一番身近にいる妻がそんな自分を尊重してくれなければ、ストレスが溜まります。

そんな心のすれ違いが、夫婦仲を悪くする原因のひとつとなることを、忘れずにいましょう。

夫婦間のストレスは夫婦で解決する

ですが、妻の側にだって言い分があります。共働き世帯の多い現代は、仕事でクタクタであっても家族のために食事を作り、買い物に行き、子どものことに気を配り、と女性の負担は大きいもの。家事を手伝わない夫、自分に無関心の夫にまでいつも同じように愛情をかけるのは、難しいのが現実です。

自分だっていたわって欲しいし、たまにはラクもしたい。そんな不満が、夫への気遣いを忘れさせます。週に一度の外出すらブツブツ言われたら、誰だって嫌気がさしますよね。

夫婦間のストレスは、夫婦でしか解決できません。外で気晴らしができても、根本的な不満が消えなければやっぱりまたイライラが募ります。そんな妻を見れば、夫もまた、心を閉ざしてしまうでしょう。

ストレスのない夫婦には、問題を言い合える信頼感があります。より良い生活のためには、無駄な我慢をなくしていくのがコツです。言いたいことを口にできるのは、パートナーを信じられてこそ。

結婚したばかりの頃は、お互いにリラックスして話ができたはず。そんなふたりを取り戻すには、普段から風通しの良い距離感を持つことを心がけましょう。

お互いに自立した関係が夫婦円満のコツ

尽くされることは、夫のプライドを満たします。愛されたいと思えばついあれこれ手を出してこちらに関心を向けてもらおうとしますが、どちらか一方にだけ負担がかかるようなやり方では、いつか息切れして続きません。そうなると、また夫の不満が再燃します。

忘れてはいけないのは、夫婦に上下関係はなく、対等な立場であるということです。そしてお互いを尊重する姿勢が大切なのです。尽くすだけのようなつながりではなく、互いに感謝しあったり、いたわりあったりできるのが健全な夫婦関係。そのためには、何よりふたりの心が自立していることが大切です。

「夫も(妻も)同じように毎日がんばってくれている」。こんな意識を一つ持てば、パートナーを見る目は変わります。

「夫も(妻も)がんばっているんだから、私ももっと前向きになろう」。日々の不満は相手のせいでも自分の落ち度でもなく、「お互いに」コミュニケーションが足りないから。パートナーを責めても何の解決にもならないし、生活が改善されるわけでもありません。

自分自身がしっかりしようと思えば、夫に対して心を開けます。先に手を伸ばすことは、スムーズに気持ちを伝えるために持ち続けたい姿勢です。パートナー任せではなく、自分で良くしていこうと意識してみてください。

信頼感を育てるやり取りを増やしていこう

恋人同士と違い、夫婦は公に結ばれた関係です。同じ家に住み、一緒に年をとっていきます。それなら、時間をかけて気持ちのやり取りを増やしていきましょう。一朝一夕で成功するコミュニケーションより、じっくりと向き合うのが適度な距離感を育てる秘訣です。

日々の挨拶は笑顔でかわす、お互いに帰宅すればまず「お疲れさま」とねぎらいの言葉をかける、たまには夫婦ふたりで外出する。信頼は気持ちを伝え合うことで蓄積されていきます。

心が自立しているからこそ、お互いの存在を受け入れる余裕があり、気配りも当たり前になります。意識を向け合うやり取りを増やすことは、ほかの異性に目を向ける隙間を作りません。

問題を感じたら、すぐに言えるようなふたりでいること。それが円満な夫婦関係を続けるコツであり、そのためには日々の会話を意識するのが一番の近道です。

良い夫婦には確かな信頼があります。ゆっくりでいいので、絆を育てる気持ちを持ち続けていたいですね。

幸せ夫婦コラムニスト ひろた かおり



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この記事のライター

「自分の人生は自分で決める」がモットー。難病の自分を支えてくれた夫との生活が幸せに続くように、と強く心に誓い日々を生きる。

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