何でも口出ししてくる… 母親と大人として対等に付き合うには?【人間関係に悩んだら…“ロジかわ”で世渡り上手に!#9】

何でも口出ししてくる… 母親と大人として対等に付き合うには?【人間関係に悩んだら…“ロジかわ”で世渡り上手に!#9】

自分のことを心配して接する母親に、悩んだりストレスを感じることはありませんか。母親の愛情の現れだと十分にわかるからこそ、ないがしろにできず、負の感情をいだく自分にも罪悪感を覚え関係性について悩むことも。今回は、母親とどのように接していけばいいのかロジカルに解決します。


【お悩み】母親との関係に悩んでいます。どのように付き合っていけばいいでしょうか。

母親との関係に悩んでいます。子どものころから母親の言う通りに生きてきました。学校も職場も母親が勧めるところを選択しました。結婚して子どもが生まれましたが子どものことについても母から強く言われると従ってしまいます。母の言う通りにせず失敗したらどうしよう、という気持ちもあります。どうしたら母の呪縛から自由になることができるでしょうか。(Yさん・40歳)

「息苦しい」と感じる母親の愛情

母娘の関係で悩んでいる女性は私の周囲にもたくさんいます。母と娘の関係は、同じ家族でも父娘や兄弟とは違う、独特な関係がありますよね。

Yさんのように悩んでいる自覚もあれば、無意識のうちに母親の影響をうけている人もいます。

例えば、

・必要以上にがんばりすぎてしまう
・自分自身のことを認められない
・周りの目が気になってしまう

このような項目が当てはまる方も、母親の影響を強く受けているケースが多いと言われています。

生まれて、多くの方が一番最初に愛情を与え育ててくれるのは母親だと思います。そのため、母親の価値観や行動から強く影響をうけるのは当たり前です。さらに同じ女性同士なので、母親は娘を自分自身と重ねることが多く、失敗をしてほしくないという気持ちから、何歳になっても心配をします。また、女性は感性が豊かで感情的な生き物です。

近い存在だからこそ、言葉を選ばずに自分が思ったことをズバズバと口にしてしまうこともあるでしょう。そして言われた側はそれをダイレクトに受け止めてしまいます。

そして母親のアドバイスが、自分のことを思って伝えてくれているとわかるからこそ、強く拒否できません。それどころか迷惑だと感じてる自分に罪悪感すら感じる場合もあります。

しかし母親が、自分の人生をコントロールしているように感じたり、愛情が重い、息苦しいと感じるのであれば、適切な距離をとることが大切です。そこでどのように母親と関係を持てばいい距離感を保てるかお伝えしたいと思います。

「批判」ではなく「個人の意見」として受け止める

Yさんは、大事な人生の選択をお母様の言う通りに決めてこられたのですね。きっと違和感を感じたり、我慢もされてきたかと思います。しかし、自分の意見を通すと批判されてきた過去の経験であったり、育ててきてくれた母親のいうことは正しいものと思い込んでしまってお母さまの意見を優先してしまったのですね。

しかし違う人間同士なのですから異なる意見をもっていて当然です。母と娘では世代も違い、価値観は年齢を重ねる毎にどんどん違ってくるのはふつうのことです。例えば以下のような例があります。

母親:娘は近所に住んで孫を連れて実家に頻繁に来るのが理想
娘:母娘でも適当に距離をおきたい

母親:専業主婦が理想
娘:仕事と家庭の両立が理想

母親:男子厨房に入らず派
娘:男性も家事をすべき派

異なる価値観をぶつけると、自分の意見を「批判」されたと思ってしまいます。不思議なことにこれが、息子だとなぜか「男性の意見」「男の考え方」と異なることを認めることができるのですが、同じ女性同士だと受け入れ難いのです。

このときに、ぜひ、意見を言う“人”の置き換えをしてみてください。

まず紙に「母親」の意見を書き出します。その上か左隣に「友人」や「職場の人」の名前を書いてみてください。母親ではなく、少し関係性の遠い知人がアドバイスをしてきたと思うのです。

すると、「批判」ではなく「個人の意見」と捉えることができませんか? 感情的になるのを一度おさえることができます。

個人の「意見」は正しいかどうかは分かりません。

母親だと思うと、過去の経験から従う心理が働きます。しかし母親ではなく一個人の意見だと切り替えれば冷静に客観的に見られるようになってきます。

私自身もよく母とは意見がぶつかります。そんな時は「近所の友人の親御さんがアドバイスをしてきた」と思うようにしています。すると、「私のために意見してくれてありがとう」という感謝の気持ちだけを受け止めて、内容は鵜呑みにせずに自分で考えて判断することができます。

人の「意見」にふりまわされない

母親に限らず、人の「意見」にふりまわされないことが大切です。

「事実」と「意見」は異なります。「意見」とは、その人の考えや判断です。過去の経験からこうしたがいいよという意見をもらっても、正しいかどうかはわかりません。

なにかを決めるとき、事実・・・つまり客観的なデータをもとに判断し自分で決める癖をつけるようにしましょう。そうでないと選択した理由を「母親が言ったから」とか「●●さんが言ったから」と他人のせいにしてしまうからです。

お子様のことも、ご自身のことも、大きな選択から日常の些細な選択などたくさんあるでしょう。ぜひこれからはご自身の意見をもち、その論拠を言えるようにしていきましょう。

心のバランスをたもつために物理的距離をとる

常に一緒にいて、何でも話をして、同じ価値観をもつことが愛の形というわけではありません。
それは母親だけでなくパートナーも同様です。

自分の考え方を切り替えても、母親が意見や共感を求める傾向が強く、ストレスを感じるままであれば物理的に距離をおくことも重要です。会う頻度や話す頻度を少なくしてみましょう。

育ててくれた大好きな母であることは変わりありません。自分の心のバランスをうまく保つために、距離感をとるのです。

心理的距離と物理的距離は比例します。0か100と極端に考えずに心理的距離、物理的距離のバランスを数値化して付き合ってみてはいかがでしょうか。

今の母親との関係性の距離が100だとすれば60ないしは70程度の距離にする。切っても切れない縁で繋がっているお母さまです。心のバランスを保って上手に付き合っていきましょう。

ロジかわ会 代表 山本 なつみ



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この記事のライター

働く女性のコミュニティ「ロジかわ会」を運営。20代~60代と幅広い層の女性が参加し、多くの働く女性から好評を得ている。

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