“膣ケア” と “セックス” の深~い関係とは?【デリケートゾーンのケア方法#3】

“膣ケア” と “セックス” の深~い関係とは?【デリケートゾーンのケア方法#3】

40代からはじめる大人のデリケートゾーンケア。これまで膣まわりとはどんな場所なのか、膣ケアがなぜ必要なのかについてお話をしてきました。今回はさらに踏み込んで、セックスと膣ケアの深い関係についてお伝えしたいと思います。


“性欲”は人間が持つべき本能であり、欲なのです

「あなたは最近、いつセックスをしましたか?」「最近セックスしたいと思ったのは、いつですか?」こんなことを突然聞かれたら、驚いてしまう人がほとんどでしょう。女性同士でもなかなかしない、セックスの話。日本においてセックスや性の話は“下ネタ”とされ、話すのを恥ずかしがったり、茶化してしまったりと、自分のそういった本能的な欲求に「蓋をしている」女性が多いと感じています。

しかし大人なら誰もが知っている人間の3大欲求とは何でしょう そう、食欲・睡眠欲・性欲です。性欲は男性のもの、なんて思っていませんか。そんなことはありません。女性も本能的に男性の精子を欲し、肌の触れ合い、つまり「セックスをしたい」というタイミングが定期的にあって当然なのです。

セックスは日々のストレスを撃退し幸せにしてくれるもの

セックスには高級なプレゼントや仕事の成功では得られない快感、幸せがあります。

しかしそうは言っても、忙しい時やパートナーがいない時にはセックスレスになりがちです。産後のホルモンバランスの乱れによってセックスをしたくない時期があり、それからセックスレスという人も多いですよね。しかしもしもあなたが日々体調に気を付けて生活し、比較的健康体であるにも関わらず「セックスなんてしたくない。どうでもいい」と思っているのなら、それは少しこころか体に問題があるかもしれませんし、性における老化がぐんと進んでいるかもしれません。

先ほどからお伝えしている通り、性欲はあるべき本能的欲求の一つ。しかし、セックスで快感を得ていなくても、ずっと欲しかったバッグが手に入ったり、大きなプロジェクトが成功して仕事で認められたり、というのも大人の女性にとって大きな喜びでしょう。でも、そういった大きな喜びとも比べものにならないほどの「幸福感」をセックスによって得られるとしたらどうでしょうか。

しかもそれは、あなたのこころと体を内側から潤し、日々のストレスをなくしてくれます。そう!幸福ホルモンがあなたのストレスを撃退し、肌を輝かせてくれるのです!

疲れた日こそセックスを!

セックスがなぜ幸福感を生むのか、それは感情的な要素だけでなく科学的に根拠があります。女性はセックスで快感を得ることによって、通称“幸福ホルモン”と呼ばれるβ‐エンドルフィンとオキシトシンというホルモンを分泌します。

このホルモンこそが、ハイライトでは生み出せない自然な肌のツヤを与え、頭を真っ白にして嫌なことを忘れさせてくれるのです。
膣まわりの粘液はたっぷりと潤い、免疫力もアップ。ストレスから解放されて人にも優しくできるようになるとまさに良いことずくめです。

一方、久しく快感を得られていなければ幸福ホルモンは分泌されず、こころも体も潤いのない乾いた女性になってしまいます。感受性は乏しく、何にも感動しない、ギスギスとした印象に。肌や髪、瞳の潤いも無くなっていきます。

私がフィトテラピー(植物療法)を学んだフランスでは、疲れた日こそ「スーパーエクスタシーのあるセックスを!」となります。日本のように、疲れたから今日はセックスしたくない、ではなく、セックスでストレスや疲れが吹っ飛ぶことを知っているのです。

膣ケア不足がセックスレスを引き起こす

とはいえ、セックスレスになってしまったらどうすればいいの? と思った方はまず、丁寧に膣ケアをするところから始めてみたらいかがでしょうか。自分の膣まわりに目を向けるうちに、自身の女性性が高まり女性としての自分の体を慈しめるようになった! というお声を良く聞きます。そう、自分の膣まわりをケアすることこそがセクシャリティを見直す第一歩なのです。

セックスレスには様々な原因があると考えられますが、そのうちの大きな原因の一つは膣の委縮・乾燥です。セックスを迫られても、痛くて入らない、快感が得られないという方が本当に多いです。婦人科検診の機器や、ひどい方だと指一本入らなくなっていたという方もいらっしゃいます。

膣が委縮し、また乾燥が進んで粘液が出にくくなれば、セックスは痛いだけの行為で苦痛なのは当たり前。いつしかセックスに対して苦手意識が芽生え、したくない・しなくてもいいや、というマインドにつながります。

セックスをしたいけど、乾燥しているかも・痛いかもという時は、ローションを使うのもいいでしょう。思い切ってパートナーに伝えれば「セックスがしたくないわけじゃないんだ」と知ってもらえます。。そもそもパートナーとの触れ合いが減っているという方は、まずは手をつないでみたり、センシュアリティを高めるジャスミンやイランイラン、ネロリなどの香りのオイルを使ってお互いをマッサージしてみてはどうでしょう。パートナーがいない時には自分自身でマッサージをするのも、感受性を高める意味でおすすめです。

まずは自分の性的欲求を呼び覚まし、それを認めるところから始めましょう。膣の潤いを高め粘液力をアップする具体的なケアは、また追って詳しくご紹介します。その前に、次回は膣ケアの基本的な方法をお伝えします! お楽しみに。

植物療法士 森田敦子



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この記事のライター

日本における植物療法の第一人者。デリケートゾーンケアの重要性を説いて話題となった『潤うからだ』の著者。

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