夫が「男性更年期」かも? 本人に言うべきでしょうか【夫婦問題お悩み相談室 #9】

夫が「男性更年期」かも? 本人に言うべきでしょうか【夫婦問題お悩み相談室 #9】

夫のイライラした態度や言動。近くで見ているこちらもイライラしますよね。しかしアラフォー世代は、夫も妻も加齢やホルモンバランスの崩れによる身体の不調が起こりがち。健康な身体を維持するためのメンテも欠かせません。今回は夫の体調を心配するアラフォー妻からのご相談です。


【お悩み】最近夫がイライラしています。体調もイマイチなので病院に行ってほしいのですが、それを言うと、さらに落ち込んでしまいそうです。どうしたらいいですか?

穏やかだった47歳の夫が最近イライラピリピリしています。なんだか体調もイマイチのようです。熱があるわけではないので、病院には行っていませんが、先日TVで男性の更年期障害について取り上げていて、「もしかしたら夫も…?」と思っています。でも、そんなことを言ったらショックを受けて余計に落ち込んでしまいそうです。どうしたらいいか悩んでます。(Bさん・44歳)

イライラした態度は夫からの「無言メッセージ」

パートナーのイライラピリピリした態度、気になりますよね。さらに体調も優れないようですから、とても心配だと思います。

イライラした態度や不機嫌そうな様子は、夫からの「無言のメッセージ」です。置かれた環境や人間関係など何らかの要因があるのかもしれません。

Bさんは、「夫に更年期障害の疑いがあると感じ、そのことを夫に話すと、ショックを受けてしまう」と心配されていますが、まだ憶測の段階で、そうと決まったわけではありません。心に不安や恐れがあるために、そう感じてしまうのかもしれません。

まずは、早急に結論付けず、冷静に状況を把握してみましょう。
正しい知識を得ることで、思い込みや勘違い、考えすぎに気づくこともあります。ご主人にこの件について話すときも理路整然と説明できますよ。

男性の更年期障害とは?

男性の「更年期障害」とはどんな症状なのか、改めて調べてみました。
2017年5月9日、NHK『クローズアップ現代』で「ガンや認知症も!? コワ~イ”男の更年期障害”」という番組が放映されました。

番組内での「男性の更年期障害」の説明は、以下の通りでした。
“通常、テストステロンの値は100以下だと低い傾向にあるといわれています。テストステロンは脳からの指令によって主に精巣で作られますが、テストステロンの値が低いと、筋力の低下、不眠、発汗性機能の低下など、身体的な不調をもたらします。”

番組では、40~60歳の中高年男性を募り、症状と原因を探っていましたが、「寝起きが悪い」、「大量の発汗」、「意欲の低下」などの症状が出ていました。
原因と考えられるのは、仕事のストレスやプレッシャー、不規則な生活、家庭環境(一人暮らし、人と接する機会が少ない)など。
認知機能にも関係しているため、「やる気が出ない」「イライラする」といった感情面でも影響が出てくるそうです。
他のデータでも、「最近笑っていない」、「新聞が読めなくなった」、「よく眠れない」、「メタボ気味」などが男性ホルモン低下の典型的なサインとして挙げられていました。

ご主人にこのような症状は出ていますか。
もし、あてはまるようなら、Bさんが心配する男性の更年期障害なのかもしれません。

「夫と一緒に」という意識で取り組む

まずは、できるところからトライしてみましょう。
治療するまでもない簡単な改善策として、適度な運動の励行、心身のリラックス、脳への刺激が効果的とのこと。キャッチボールのような軽い運動やパートナーと手を繋いで歩くなど、ちょっとした刺激もいいそうですよ。

症状を緩和する栄養素としては、男性ホルモンなどの生成に関与する「ビタミンE」や「ナイアシン」を十分にとると効果的だそうです。ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、たらこや青魚、ウナギ、ホウレンソウ、ブロッコリー、カボチャなど。
ナイアシンはカツオやサバ、ブリなどの魚のほか、レバーに多く含まれています。

また、記憶力・集中力の低下には神経細胞の働きを支える「ビタミンB12」が良いそうです。神経伝達物質の合成には「ビタミンB6」が効果的とのこと。ビタミンB12は、アサリ、カキ、シジミなどの貝類やレバーなど。ビタミンB6は、マグロ、サンマ、サバなどの魚類やレバーに多く含まれています。できる範囲で毎日の食事にとりいれましょう。

夫婦問題カウンセラーからのアドバイスとしては、夫の身体を気遣い、「一緒にやる姿勢」を示すことをお勧めします。そして、「あなたの身体が心配だから」、「あなたに何かあったら大変だから」と夫を心配する気持ちを伝えてくださいね。
自分のことを普段から心配し気遣ってくれる存在がいるというのは、とてもありがたいことですよね。

心配する気持ちは家族思いの優しい心

メンタル面の影響も大きいので、「一緒に取り組む」ことで、意外と早く解消されるかもしれませんが、改善が見られない場合は、専門の先生に診てもらいましょう。症状がひどい場合はホルモン剤が投与されます。

もしかしたら、ご主人は、自分の体調不良に不安を覚え、「更年期障害」を認めたくなかったり、病院に一人で行くのが怖いのかもしれません。

もし、病院に行くのをためらっているようなら、「私が付き添おうか」と寄り添いの言葉をかけてみてはどうでしょう。
気持ちは言葉に現れます。Bさんの心配は、優しい気持ちから起こること。むしろ、家族思いの優しい心です。
寄り添いの心があれば、Bさんの心配する気持ちもオープンにストレートに伝えられますよ。するとご主人も、自分のことを心配してくれている気持ちに対して、「家族のために、もっと自分の身体のことに気を使わなくちゃ」と素直に受け止めやすくなります。

更年期の不調はいずれ必ず消えるものだそうなので、必要以上に心配することはありません。Bさんのリードで明るく対応してくださいね!

夫婦問題カウンセラー 渡辺里佳



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この記事のライター

夫婦問題カウンセラーとして、結婚・離婚・夫婦に関するコラム記事を発信、電話カウンセリングのボイスマルシェでも活動している。

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