わたしたちの体験談 〜更年期のトンネルを抜けた人たち〜【更年期は人生が輝くチャンス #9】

わたしたちの体験談 〜更年期のトンネルを抜けた人たち〜【更年期は人生が輝くチャンス #9】

「わたしだけではなかった」そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は更年期経験談をご紹介します。更年期は症状も捉え方も十人十色。どんな症状があったのか、時が解決するものなのか、どんなポイントで「抜け」たのか経験者の知恵をご紹介します!


更年期を「抜ける」っていったいどういうこと?

「更年期」は、生きていれば誰もが通る道です。カラダがダイナミックに変化するこの時期は、時に自分の心もカラダも自分の思い通りにならないことがあります。しかし、そんな更年期には必ず終わりがあるのです。

以前1,000名の女性たちに「更年期を振り返って」いただいてアンケートをとったことがあります。そのアンケートでは、大多数の女性たちが更年期を過ぎると行動力や活力が戻っているという話を聞かせてくれたことが印象的でした。

「トンネルを抜けたような感じ」「霧が晴れた」そんなお話を聞かせてくれるんですね。ここでは「更年期のトンネルを抜けた人たち」の声や知恵をご紹介します!

眠れない日々を治療法で改善

【Kさん57才の場合】
49才で閉経してから眠れない状態が続いていました。当時は看護師として病院に勤務しており夜勤もありましたので、眠れないのはストレスだとばかり思っていました。しかし友人から更年期の話を聞き、眠れないのはもしかしたら更年期障害かもしれないと思うようになりました。それでも、婦人科に行くのは抵抗がありました。

しかし、当時小学生の子どもに辛くあたることが増えて、このままではいけないと思い思いきって受診。そこで、ホルモン補充療法を受けたところ症状が劇的に改善しました。わたしは我慢した時期が長かったですが、更年期の情報をもっと早く知り対策ができたらもっとこの時期をラクに過ごせたかもしれないと思っています。

気持ちのモヤウツを運動習慣で改善

【Yさん48才の場合】
カラダの大きな変化を感じたのは43歳頃からでした。わけもなくイライラしたり、落ち込んだり。これまでだったら、落ち込んでも一晩寝たら元気になっていたのですが、何日経ってもモヤモヤが抜けないのです。生理不順、気持ちの落ち込み、物忘れ(わが子に「また同じことを話しているよ!」となんど言われたか!)、思い通りにいかない自分に嫌悪感を持つ日々でした。

転機は友人の紹介で更年期と運動による対策ケアを学ぶ講座に参加したことです。カラダのメカニズムを知ると、この数年間に私の中で起こっていた全ての変化が腑に落ちました。「私が悪いわけではなかった!」そう思い、いい意味で開き直ったことで気持ちがとてもラクになりました。カラダを動かすと気持ちも整えられました。今はできるだけ運動を毎日の習慣に取り入れています。更年期の不調を感じることもありますが、5年前よりも心もカラダも元気に過ごせています。

老いへの不安を友人・家族との会話で改善

【Hさん55才の場合】
体型の変化や体重増加、疲れやすさ、ホットフラッシュや動悸など明らかなカラダの変化に、老化への戸惑いや焦り、不安を感じていました。同世代の友人と集まると体調の話題になることが増えてきました。周りの人たちに話すことによって「私だけではなかった」「少しわかってもらえた」と思えて気持ちが軽くなりました。一方で、話してみると人それぞれ全く症状が違うことにも驚きました。家族にも現状を伝えて、なるべくストレスを溜めないように気兼ねなく自分の好きなことができる時間を確保するようにしています。

韓流ドラマで喜怒哀楽を取り戻したら楽に!

【Aさん56歳の場合】

子どもが私立校に進学したため、金銭面での不安が多く、さらに夫は職場でトラブルが発生しそのストレスからか私との仲も険悪に…。心理的なストレスがすごくて、更年期を発症しました。実の母から更年期のことは色々聞いていたので、暑くないのに発汗が酷くなった時点で「そろそろきたかな」程度に思っていたのですが、その後、仕事のレジ打ちのパートの継続が困難なほど過呼吸が頻繁におこるようになりました。

病院に行ったところ、正式に更年期障害と診断され心療内科へ2年通院しました。その間、病院に行くのもままならないほど過呼吸が酷くなり、救急車をよんだこともありました。その頃は常に紙袋を携帯していましたね。

先生からは「気持ちを切り替えること」と言われていました。次男の幼稚園からのママ友が更年期障害による鬱症状の末に自殺してしまったこともあり、このままじゃいけない、子どもたちのために頑張らなきゃという責任の気持ちが杖となって仕事に復帰しました。でもその頃はまだ体調は戻っていなかったんです。

ですが、その頃ブームになっていた韓流ドラマを見るようになり、共感できるシチュエーションに励まされ喜怒哀楽を取り戻すことができたら気持ちがスッと楽になったんです。本当に助けられました。気持ちの切り替えをしなさいと言われても更年期障害が酷いとなかなかうまくいきません。なので、気持ちを切り替えられるような生きがいや趣味があるとすごくいいと思います。

まずは自分の色々な感情をきちんと表に出すこと。我慢はダメ。それを痛切に学ぶことができた時間でした。

落ち込みやる気が出ず引きこもりに

【Hさん57歳の場合】
更年期の事前知識がまったくなく、落ち込んだりやる気がでなかったり生活に最低限のことしかできない自分を責めていました。そして、引きこもりがちになる自分に嫌気がさして余計に落ち込むということの繰り返し…。今思えばあれは更年期だったんだなってわかるのですが、当時は何の知識もなくて自分の生き方せいだと思っていたんです。本当に辛かったです。

更年期に対する知識があればもっと楽しく過ごせただろうと思います。これから更年期を迎えるアラフォーの皆さんには更年期に対する知識をつけることと、少しでもいいから運動しておくこと、あとは自分が没頭できる趣味をつくっておくといいと思います。

更年期は「進化」!

1,000名の女性たちの声から、更年期とそれ以降の人生を豊かに過ごすために本当に必要なことが3つあることが見えてきました。それは「更年期を正しく知る機会」「カラダを動かす機会」「コミュニティの機会」です。

更年期のカラダの変化を知ることで対策が取れます。運動は更年期症状緩和の効果が認められています。そして安心して話せる仲間がいることは気持ちの安定にも、新しい情報の入手にも役立ちます。

更年期はカラダの変化を通して「自分のことをより大切にする」ための期間です。

今は人生100年時代。更年期はまだまだピッチピチの時期なんです。更年期には必ず終わりがあり、その後もまだまだ人生は続きます。

昔と比べて長生きするようになった現代だからこそ、快適に生きるための知恵と工夫がこれまで以上に必要です。

更年期は、老化ではなくて「進化」の時期。カラダの変化を通して人生100年時代を快適に過ごすためのコツを教えくれているんですね。

さあ! 一緒に知恵と工夫で人生を愉しむ土台を作っていきましょう!

NPO法人ちぇぶら代表理事 永田京子



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この記事のライター

ピラティスや産後ケアの指導者として活動する中で、40代の受講者たちの声を受け更年期を迎える女性をサポートする「ちぇぶら」を設立。

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